先月23日朝、急におぼっちゃまがお月様に旅立ちました。
生きていたら今日が9歳の誕生日でした。
まだ、おぼっちゃまがいなくなってしまった気がしなくて、ベッドの後ろの隙間から出てくるんじゃないか?
キッチンで餌を切り始めたらいつものようにケージを飛び出して走ってくるんじゃないか?
隣の部屋に行ったらお気に入りのソファーの上か窓際に寝てるんじゃないか?毎日そんな気がしています。
おぼっちゃまが亡くなる直前、左目が少し充血して腫れてきて、目薬をしてもいつもとちょっと様子が違っていたので、朝一番でかかりつけの病院に連れていって。
病院に行く前、病院から帰って来てからだと落ち込んでしまって、餌も食べれなくなるだろうから...と、餌を切って与えたら少なめではあったけれど、ちゃんと食べたのに。
最近、少し食欲が落ちてきたな、と思っていた程度だったのに。
この日、病院に行ってからも診察台に乗せようとしたら、後ろ足をダンと鳴らす(気持ちが高ぶったり、反抗したいときにする)ような元気もちゃんとあったのに。
診察台に乗せて、口の中を診てもらってから、眼圧検査をしようと、眼圧検査用の麻酔薬を目に入れたら、ぐったりしてきて。容態が急変してしまい...。
今まで聞いたこともないようなキーキーという大声で何度か鳴いて、てんかんの発作のようになった後、意識が無くなって...。
声を聞いて、先生達が別の診察室から何人も走って来て、急いで心臓マッサージ、酸素吸入などしてくれたけれど、そのまま亡くなってしまいました。
あの日、少しでも遅く病院に行ったなら一分でも1秒でも長く生きてくれたかも。とかいつも診てくれている先生だったなら少し違ったのかも...。とか、いろんなことが頭を巡って。
まさか治療をしようと行った病院で亡くなってしまうなんて、帰り道ただただ涙が止まりませんでした。
でも、今は私の手の中で旅立って行ってくれたこと、長い時間苦しまずに済んだことは良かったように思えます。
でも、おぼっちゃま、最後くらいもう少し私に甘えて、看病で手を焼かせてくれてもよかったのに...。
最期まで優しい子、いい子のまま逝ってしまった。ごめんね。
亡くなる10日前、沖縄から私たちが戻った翌日、ペットホテルから戻ったおぼっちゃまが家につくなり、一目散にいつものお気に入りの窓際席に走って行って、しみじみと窓の外を眺めていたこと。あんな姿は今まで見た事はなかったのですが、今思えばきっとおぼっちゃまにはいろんなことが分かっていたのかもしれません。
そういえばこの日は久しぶりに子供に帰ったかのように、ケージから出してーとドアをひっかいたり、部屋の中もやたら元気に嬉しそうに走り回っていたっけ...。
赤い色が良く似合うおぼっちゃま。最後は赤いバラの花と一緒に旅立ちました。
遺骨は大好きだった特等席に。
遺影は昨年11月に撮ったもの。いつもの特等席でくつろぐ姿にしました。
長い間、おぼっちゃまを可愛がってくださった皆様、病気をした時にいろんな情報やアドバイスを下さって、心配してくださった皆様、何度もお世話になった動物病院やペットホテルの皆様、本当にありがとうございました。
おぼっちゃまに今ききたいことは、うちの子で幸せだったのかな?ということ。
私はおぼっちゃまが我が家に来てくれて本当に本当に幸せだった。
学校で飼っているうさぎしか知らなかった私は、こんなにもうさぎが人間に懐いて、可愛くて、頭が良くて、表情も豊かだというこを知りませんでした。
疲れて帰って来る日も、嫌なことがあった日も、いつも同じように私の部屋で待っていてくれて。
おぼっちゃまから幸せな時間を沢山もらったよ。
うちに来てくれて本当にありがとうね。
次に生まれてくる時も、きっとうちに来て。もう一度逢いたいよ...。
そして、また沢山遊ぼうね。